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2003.12.31

芸術における意志と技術

素晴らしい芸術作品には「意志」と「技術」が必要であるが重要なのは「意志」の方 であろう。例えば自動車は技術の塊で作られてはいるが自分自身の意志でどこかに行 くということはない。しかし技術はなくとも意志があれば動きは現われる。 素晴らしい芸術作品はその「意志」というエネルギーの量によって測られるのではな いだろうか。そこに表現されたものの中に込められたエネルギーを感じられるからこ そ人は感動し、賞賛する。

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2003.12.24

ウェブログ☆スタート

4757209959.jpgデジビン著:『ウェブログ☆スタート』
Blog、Wikiが気になった頃買った本。
おおまかな概要をつかむにはやみくもにWebを探るより紙媒体のほうが馴染む気がする。
ココログに関しては記述はないがMovable Typeに関することが詳しく載っているのでかなり参考になった。


関連リンク
『ウェブログ☆スタート』のサポートページ
Amazon.co.jp

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タオ自然学

4875021089.jpgF・カプラ著:『タオ自然学』
映画「マトリックス」監督ラリー・ウォシャウスキーの愛読書らしい。
持っているのだが全然内容を覚えていない。再読が必要だな。


関連リンク
工作舎のページ
Amazon.co.jp

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2003.12.21

レトロ建築哀歓

中川理・京都工芸繊維大学教授の言葉

 そもそも、古い建物をステキだと思う気持ちは「美しいから」とか「文化財だから」ではないはずだ。建物で過ごした記憶や、街の景観として親しんだ思いが愛着を生む。(from朝日新聞2003年12月21日)

もちろん、ある程度「美しいから」「文化的価値がある」ものについてであり、単に親しんだ思い出だけで保存運動を行っているわけではない。「古い」というだけで何もかも保存すべきと声を挙げるのはおかしい。
 価値があるものを創ることが困難ならば過去の遺産を簡単に壊すことはすべきでない。逆に価値あるものに再生させることも必要である。
 先日解体された村野藤吾設計、そごう大阪店跡地にはどれくらい価値のある建物ができるのであろうか。

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感動のない仕事に成功はない

建築家・安藤忠雄氏の言葉

 居眠りできるような中途半端な走り方では駄目ですね。車でいえば時速60キロ程度では油断が生まれる。120キロとか150キロとかの、どう見てもスピードオーバーであるという速度で走って欲しい。ぶつかったら終わる覚悟で。(from朝日新聞2003年12月21日)

無難に、平穏に過ごそうとするなら建築家という職業はいらない。しかし、よくぶつかるよなあ。


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2003.12.17

ブラウザの更新

Macはココログ未対応ということだがいろいろ見ているとなんとかなりそうな気配がある。
とりあえずココログを更新するためにブラウザのヴァージョンを上げてみた。
IEは5から5.1に、NNは4.7から7.0に。
しかし、NNからはココログの更新ができず。また何度もフリーズするので再び4.7に戻す。
IEは更新はできるものの、表示はIE5のほうがWindows版の表示に近い。

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2003.12.16

発想に強い意志があるか

建築家・安藤忠雄氏の言葉

 いくら建物の規模が大きくても、ただ外国のデザインをまねているだけの建築や、大きな仕事だが、設計した人が燃えずに手がけた仕事は否定されます。人には分かります、その発想に強い意志があるかどうか。(from朝日新聞2003年12月16日)

真似をするということが悪いのではないと思う。しかし「なぜ、そのデザインになったのか?」という意志まで含めて感じとり真似をしなければうわべだけのモノになってしまう。

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2003.12.11

虚構と現実の融合

建築家・安藤忠雄氏の言葉

建築はある面では虚構の世界であり、もう一方でリアリティーのある現実の世界です。人間がその身体を預けて暮らすという事実がある。建築家はその思想と現実の間を行ったり来たりするのですが、現実部分は特に重い責任がある。それだけはしっかり果さなければならない。
(from朝日新聞2003年12月1日)

しかし、現実の部分だけを見ているならば良いものは生れない。虚構の世界をいかに現実の世界に融合させるかというところが難しいところ。

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ポリシーは、あるか

古川享・米国マイクロソフト副社長の言葉

どんな音楽を聞くかが大切なのに、機械の性能ばかり追って袋小路に入ったオーディオ業界のようになってはいけない。OSは黒衣に徹し、使い手が望むサービスを提供したい。
(from朝日新聞be2003年11月29日)

儲け主義・利益を追及することが価値観の基準に見えるM社の姿は今の建築界にも通じるものがある。機能主義・合理化、そして節操もなく次々と付け足される設備群。まず必要なものはこれらを方向づけるスピリッツである。同じ日の誌面にはHONDAの広告「ポリシーは、あるか」というコピーが載っていた。まさしく、今後求められるものはコレであろう。

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2003.12.10

ココログ登録

ココログに登録!
Windowsのブラウザからしか書き込みができないのでとても不便。
今のうちに概要だけでもつかんでおきたいのだが動作が遅い。

まだ使い始めたPukiWikiの方が使い易い。

Mac(OSは8.6)でも快適に動作することを望む。

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2003.12.01

Architect_index

Architect_index

青木淳
安藤忠雄
乾久美子
イサム・ノグチ
   
 菊竹清訓C・アレグザンダー  
 ジャン・ヌーベル   
武田五一
竹原義二
  テュラン・デューダ 
中川理 西澤文隆
西沢立衛
   
  藤森照信ヘルツォーク&ド・ムーロン 
増田友也     
   
     
若林広幸



青木淳
1956年神奈川県生まれ
1980年東京大学工学部建築学科卒業
1982年同大学大学院修士課程修了
1983〜1990年磯崎新アトリエ
1991年青木淳建築計画事務所設立

2003年の建築



安藤忠雄
1941年大阪生まれ。独学で建築を学び、1969年に安藤忠雄建築事務所を設立。環境との関わりの中で新しい建築のあり方を模索し続けている。代表作に「六甲の集合住宅」「光の教会」「国際子ども図書館」など。建築界のノーベル賞ともいわれるブリッカー賞をはじめ、国内外の建築界の主な賞を受賞した。*2

感動のない仕事に成功はない
発想に強い意志があるか
虚構と現実の融合



乾久美子
1969年大阪府生まれ。1992年、東京芸術大学美術学部建築家卒業。1996年、イェール大学大学院建築学部修了。1996-2000年、青木淳建築計画事務所勤務。2000年、乾久美子建築設計事務所設立。*1

2003年の建築
ルイ・ヴィトン大阪



菊竹清訓
1928年福岡県久留米市生まれ。50年早稲田大学理工学部建築学科を卒業し、竹中工務店、村野・森建築事務所を経て、53年菊竹清訓建築設計事務所を開設。63年、「出雲大社庁の舎」で日本建築学会作品賞を受賞。78年、オーギュスト・ペレー賞、79年、毎日芸術賞。2001年、日本国際博覧会(2005年開催)総合プロデューサーに就任。2002年から日本建築士会連合会名誉会長。出雲大社庁の舎のほか主な作品に、スカイハウス(59年)、アクアポリス(75年)、東京都江戸東京博物館(92年)、北九州メディアドーム(98年)など。*5




武田五一
1872年〜1938年 1897年東京大学卒業。ヨーロッパに留学し、アールヌーヴォーを日本に紹介する。関西電力京都支店、京都市役所、毎日新聞社京都支店、京都府立図書館などを設計した。
留学先のヨーロッパで世紀末芸術を体感し、セセッションを日本に導入した建築家としても名高い。早くから和風建築と接触した彼だからこそ、西洋建築を相対的に眺められる視点があった。*3

武田五一



竹原義二
1948年徳島県生まれ。1978年無有建築工房開設。現在、大阪市立大学大学院生活科学研究科教授。1996年第9回村野藤吾章受賞。1997年第4回関西建築家大賞受賞。1998年日本林野庁長官賞受賞。2000年通産省グッドデザイン賞、JCDデザイン賞受賞。2002年日本建築学会作品選奨受賞、2003年経済産業大臣賞受賞、通産省グッドデザイン賞受賞。*4




中川理
1955年、横浜市生まれ。'88年京都大学大学院博士課程修了。工学博士。'92年より京都工芸繊維大学・工芸学部造形工学科助教授。専門は、日本近代都市史および建築史。

レトロ建築哀歌



西澤文隆
1915年〜1986年 1940年東京帝国大学工学部建築学科卒業。同年坂倉準三建築研究所入所。1948年同所大阪支所長。1967年日本建築学会賞受賞。1969年坂倉準三氏死去により、(株)坂倉建築研究所を設立、代表取締役に就任。1985年同所最高顧問。*7

日本武尊の時代から



西沢立衛
1966年神奈川県生れ。90年横浜国立大学大学院修了。妹島和世建築設計事務所を経て、95年同氏とSANAAを設立。97年西沢立衛建築設計事務所設立。現在、横浜国立大学助教授。96年「国際情報アカデミーマルチメディア工房」で日本建築学会賞。「熊野古道なかへち美術館」をはじめ海外の美術館も多数てがける。*2

PLAYBOYの家



藤森照信
東京大学教授、工学博士、建築家、建築史家。1946年長野生まれ。東北大学工学部卒業、東京大学大学院修了。1986年に、路上観察學会を設立。

秋野不矩美術館
ローコストとトマソン



増田友也
1914年兵庫県三原郡八木村生れ。39年京都大学建築学科卒業 満州炭鉱工事課勤務。44年応召。45年終戦と共に召集解除。50年文部教官 京都大学講師。56年工学博士 学位論文“建築的空間の原始的構造”58年京都大学工学部助教授。62年同教授*8

西宮市民会館
豊岡市民会館



若林広幸
陶器の「たち吉」でアダム&イヴのデザインを担当。その後独立、インテリア設計事務所を自営しながら全くの我流で建築を学ぶ。1982年、若林広幸建築研究所設立。以来、商環境デザイン大賞(1988年)、第9回京都府文化奨励賞(1991年)、日本文化フォーラム・日本文化デザイン賞(同)など数々の賞を受賞。大きな中にもヒューマンスケールが生きている“手作りの建築”“職人の建築”が特徴。*6

電車のデザイン



イサム・ノグチ
イサム・ノグチ



C・アレグザンダー[C.Alexander]
1936年ウィーン生まれ。英国ケンブリッジ大学で数学・建築学を修め、米国ハーバード大学で建築学の学位を取得。その後、「環境構造センター」を組織し、都市や建築に関するさまざまな実験的研究を行っている
Wikiとパターン・ランゲージ
パターン・ランゲージ



ジャン・ヌーベル[jean_nouvel]
されど、ジャン・ヌーベル
ジャン・ヌーベル展



ヘルツォーク&ド・ムーロン[Jaques Herzog & Pierre de Meuron]
イサム・ノグチ



テュラン・デューダ[Turan_Duda]
1953年生まれ。1976年ノースカロライナ州立大学卒業。1980年イエール大学大学院建築学科修了。1980年〜1997年Cesar Pelli & Associates に勤務。世界金融センタービルの「Winter Garden」(ニューヨーク)をはじめ、日本でも国立国際美術館(大阪市)や倉吉パークスクエア(鳥取県)等のプロジェクトを担当。1997年ノースカロライナ州デュラハム市でデューダ&ペイン建築設計事務所設立。*4




*1:建築文化'03年8月号
*2:PLAYBOY'04年4月号
*3:MeetsRegional'04年4月号
*4:'040420アメリカ広葉樹アーキテクトセミナー【講師プロフィール】
*5:日経アーキテクチュア'04年10月特別編集版
*6:1999年8月28日 朝日新聞
*7:「西澤文隆の仕事」「西澤文隆のディテール」より
*8:現代日本建築家全集14より

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