パターン・ランゲージ
from 「一プログラマのblog」
学生時代にC・アレグザンダーの「パターン・ランゲージ」を学んだけれど「様々な問題を解決する素晴らしい仕組み!」だと当時思いました。ある部分、今も彼の考え方を引きずっていると思う。
しばらく「パターン・ランゲージ」については触れていないのでうろ覚えのところもあるけれど、「パターン・ランゲージ」で語られている内容は“部分”とその“ヒエラルキー”について強調されすぎている気がする。建物にしても、環境にしても「もの」をつくりあげるということは“部分”を寄せ集めることではない。“全体”の構想が確立してこその“部分”であり“パターン”である筈。
アレグザンダーの頭の中では、「そんなことは当然!」ということで“全体”について多く語られなかったかもしれないけれど。
・・・・『建築家であること』はまだ読んでいません。
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コメント
トラックバックありがとうございます。
確かにパターン・ランゲージだけだと部分中心のように見えますね。
でも、アレグザンダーも間違いなく全体を志向していると思います。
http://homepage2.nifty.com/konnokiyotaka/minimemo/index.htm#20030105">http://homepage2.nifty.com/konnokiyotaka/minimemo/index.htm#20030105
(↑私の駄文ですけど・・・)
投稿: 金野 | 2004.01.27 00:55
金野さん、コメントありがとうございます。いろいろ参考になります。
私もアレグザンダーは決して部分重視ではないと思っています。過去に部分重視主義のように読んでいた自分への戒めの意味も含めての雑記です。
さて、泉幸甫著:『建築家がつくる理想のマンション』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062721473/">http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062721473/
という本に、著者がアレグザンダーのもとで仕事をした中で感じたアレグザンダーの仕事について述べている部分があります。ここでは彼は決して理論主義ではなく現場主義・実践主義の人物であったと書かれています。
この本についてはまた別の機会に書いてみたいと思っています。
投稿: ちはる | 2004.01.27 09:11