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2006.02.27

目立たせなくするのが景観形成なら

「美しい景観 神戸シンポジウム」の続き。先日の記事では悪い印象だったかのように書いたが、全てがそう言うわけではない。面白い話をなんとかピックアップしていく。

 藤本貴也近畿地方整備局長の話の中で「景観形成ガイドライン」の実例として清水港の様子が紹介された。
 高い煙突類の昼間障害標識(赤白交互の塗色)を水色と白色に塗り替えることによって威圧感を抑えて景観に配慮しているということらいしい。(目立たなくしてもいいの?という疑問はさておき)
 本当に重苦しい感じの港がすっきりとしたイメージに変わっていた。ここでふと思いついたのだが

電線を白く塗ったらどうなるんだ?

 真っ白は目障りになるかもしれないけれど、無彩色、ライトグレイあたりにすると現状のように黒線が横走って醜いとされている問題が和らぐのではないだろうか。
 今回の藤本局長の話でも電線地中化を推進しているという事が述べられていたが、欧米並に達成するのはなかなか難しいようだ。
 電線なんて何年か毎に取替えるだろうから(未確認)その時に黒色にこだわらずもう少し明るい色を使うというのはどうだろう。地中化に比べればそうコストはかからないと思うのだが。(効果の程は今よりはマシぐらいかもしれないが)

関連リンク
美しい国づくり政策大綱(国土交通省)

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検索してみると

design chordGoogleで検索するとたまに1位になってくれます。

(ありべでるち トリノversion)

 “design chord”についてそろそろ書かなければと思いながら、いろいろ書くことが溜まっています。

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2006.02.24

街並みとコード(BlogPet)

時間があいてしまいましたの?
時間は大きい記事とかあいてしまいましたが先日の記事のコメントよりうーむ
だとしたら、マニュアルといっても、景観のマニュアルといっても、料理で言えば
メニュ.................................................................................................................................
...........................................................................................................................................
............................と、conejoが考えたの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「conejo」が書きました。

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2006.02.21

「美しい景観 神戸シンポジウム」

あさみ新聞社主催『あさみ新聞オフ』参加!
 本題は「美しい景観 神戸シンポジウム」の講演、パネルディスカッションを傍聴することでした。

【シンポジウム  [symposium]】
〔「共に飲む」意のギリシャ語から〕一つの問題について、数人の人が意見を発表し、それについての聴衆の質問に答える形で行われる討論会。公開討論会。
【パネルディスカッション [panel discussion]】
討論会の一形式。ある問題について異なる意見をもつ代表者数人が、座談会形式で聴衆の面前で討議し、のちに聴衆が質問などを通じて討論に加わるもの。
@nifty辞書 国語辞典by三省堂より

 シンポジウムは「美しい景観を創る会」の設立趣旨説明と活動の報告、そして基調講演として会のメンバーでもある新宮晋氏の作品映像を交えてのトークで始まりました。

 期待してたパネルディスカッション・・・・「新宮さんの作品でも整った街並みの中に設けられると景観を損ないますよね」ぐらいの話が出るのかと思っていましたが、そんなお行儀悪い話はいっさいありません。
 そもそもパネリストの方々、異なる意見持ってられましたか?大きい、小さいの差はあれどベクトルは同じ方向を向いているように思えました。討論会ではなく発表会ですね。聴衆からの質問も(時間の都合なのか)ありませんでした。

 それでも会は成立つんだなということが感じられたので一つ収穫。

 我々はその後“共に飲んだ”のでシンポジウムを果たせましたよね>あさみ編集長。

続きを書く・・・・予定

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2006.02.18

漁業漁村の歴史文化財産百選

未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選』が決まったそうです。(from「全国漁港漁場協会ホームページ」)
趣旨、選定の経過についてはこちらにPDFファイルがあります。(水産庁のホームページです。)一部抜粋します。

「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」について
1.趣旨
 全国の漁村に残る歴史的・文化的に価値の高い施設、貴重な工法や様式の施設などを「歴史文化財百選」として認定することを通じ、これら施設の都市と漁村の交流の場や手段としての活用を促すとともに、国民の水産業や漁村に対する理解、感心を醸成することを目的とするものである。
 イマ一つわかりません。なんで水産庁なんだ?
 でもさすが応募総数350件の中から選ばれたとは言うものの、なんとか海岸線を持つ都道府県から1ヶ所以上選ばれています。滋賀県もエントリーされています。
 岐阜の鵜飼は入ってないですね。

 “漁業漁村”という視点は面白いけれど、選ばれた施設をみるとそこに特化できていない部分が見え隠れしています。
 ハコモノ新設から“歴史文化財産保存”というように流れを変えようとしているのでしょうか?

【新しい施設を建設することを通じ、これら施設の都市と漁村の交流の場や手段としての活用を促すとともに、国民の水産業や漁村に対する理解、感心を醸成することを目的とするものである。

 ほら、なんとなく文章がそのまま使えたりするのです。

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2006.02.17

住宅用サッシの比較(BlogPet)

最近は広い複数と広い現行の住宅と広い現行とかを注目すればよかった?
大きい同一メーカーとかを発売しなかったよ
最近はネットで断熱性能などを比較したかったの♪
最近ネットでガラスを注目すればよかったの♪
conejoが、大きい断熱性能に注目したかったの♪
conejoは、ネットでガラスを注目したかった
現行の住宅用サッシについて、断熱性能などを比較しなかったよ
と、conejoは考えてるはず。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「conejo」が書きました。

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2006.02.14

「士」のつく職業

 今年も確定申告の時期が近づいてきました。今年は少し出遅れ。全然まとまっていないので焦っています。
 この時期になるといつも思うのです。優秀な税理士さんというのはどういう人なのかなと。
 私はたいしたことしてないので自分で帳簿をまとめていますが、税理士さんにお願いするとどういうことをしてくれるのでしょうか。
・普通に帳簿をつける。
間違いのないように帳簿をつける・・・・あたりまえですね。
・法的に問題のない範囲で節税できるようにアドバイスする。
・・・・依頼主から報酬を得るわけですから依頼主の利になるような提案ができる人は嬉しいです。最大限、節税できるように仕訳してくれる人ならお願いしてよかったと思います。

 建築士も依頼主の最大利益を確保できるように設計します。道路斜線いっぱいに斜めになった壁面や、容積率いっぱいに建てれるように日影図を作成したり・・・・最近は天空率を計算したり。
 お金を出してくれる依頼主の利益を最大限に引出すために、「法律の範囲内です」と言いながら周囲を説得していく・・・・
 正しい筈ですよね。依頼者の利益を考えるならば。そういうことが出来る能力があるから依頼が来たのだと思うのです。
・・・・何か変?

 たとえば税金は多くの人が使うお金になります。多くの税金を納めさせる税理士さんの方が社会的には立派なのではないのでしょうか?(集められた税金は無駄なく適切に使われていることが前提ですが)

 弁護士も依頼者の弁護をします。社会的に相手の方の言い分が正しそうであっても依頼者の主張を弁護します。(依頼を引受けるかどうかというところはありますが)

 ひょっとして「士」のつく職業の人は特定の能力があるとともに、依頼者(=報酬を出してくれる人)のためにつくす職業のことなのでしょうか。
 そう言えば「武士」も主君のためにつくす職業と言えるかもしれません。


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2006.02.10

工事現場の集合写真(BlogPet)

きょうconejoがここへメモしなかったー。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「conejo」が書きました。

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2006.02.08

住宅設備設計の知識

インテリアデザイナーのための住宅設備設計の知識

 住宅用の設備の本を見つけることは以外と難しい。学校で習う建築設備というとRC造のビルにとりつく設備を対象にした内容が多い。設備士が書く設計図書や施工会社の書く設備施工図が必要とされている(?)のはそういう規模の建物だからしかたないのか。住宅では建物の設計図書なしで工事がすすむということはよくあることだし。
 「小規模建物・・・・」といっても集合住宅規模の設備本しか見当たらない中、この本は個人住宅を対象に電気スイッチ・コンセント・照明・電話HA・TV・換気・冷暖房・給湯給水・排水について一通り注意すべき点がまとめられている。
 個人住宅に必要な事項のみを扱っているという点でとても重宝する一冊だ。
 付録の「設備設計図書」には同一建物の「計画図」と「設備設計者による設計図書」が実例として載せられている。普段意匠設計者がまとめるのは「計画図」まで。違いを比較できるので、設計図書に必要な記述を参考にするのに便利。


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2006.02.03

工事現場の集合写真(BlogPet)

そういえば、conejoが
宗佐の厄神さん(宗佐厄神八幡神社)の神輿庫もなまこ壁宗佐厄神八幡神社のサイトによると1925年(マニュアル14年)に新築とあるが、古びた様子は感じられない。
って言ってたよ。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「conejo」が書きました。

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街並みとコード

 時間があいてしまいましたが先日の記事のコメントより

うーむ。だとしたら、マニュアルじゃなくて何なのだろうと、

 景観のマニュアルといっても、料理で言えばメニューや素材を決めた程度のこと。高級食材を使えば美味しいものができるとは限らないことはこちらの番組を見てもよく分かります。
 美味しい料理を食べるには、さらにレシピも腕も必要ですが・・・・そういうことはプロに任せてしまおうというのが賢い選択肢かもしれません。

 プロの技量レベルの話は\(・_\)おいといて(・_・//

 歴史的な街並みを形成する建物ばかりが素晴らしいのではなく、モダニズムでも、現代の建築物でも素晴らしい建物は多くあります。ただ、たとえ単体で素晴らしくても周りと調和していないと美味しく味わうことはできません。

 以前書いた記事で紹介した本 松原隆一郎:著「失われた景観—戦後日本が築いたもの」を読んでいると“デザイン・コード”という言葉がありました。あっそうか、コード進行を決めることを考えればいいんだ。
 ここでいうコード、本当はcode(規則)のことなのだろうけれど、chord(和音)として考えるということがヒントになるような気がします。

 街並みを整えるということは、(ジャム)セッションをするようなもの。
 セッションは普段交流のない演奏家が集まり、基本的に皆自分が目立とうと好き勝手するのですが、セッションを成功させるためには音楽としてまとまる必要があります。そのための約束の1つが曲目・・・・コードではないかと思います。(セッションでオリジナル曲を作るのは相当技量がいるでしょう。)

 多くない約束のなかでまとめあげていく過程が何か似たところを感じます。
 技量がない程制約を多く作らなくてはならないとか、制約はないのだけれど、目立とうとしてハズしてしまいブーイングを浴びるとか・・・・
 しかし、制約がなく自由であることを基本にしている点で参考にするところが多いのではないでしょうか。

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