塩屋にて
先週の土曜日はとあるイベントのため塩屋のまちを歩く。(イベントについてはお誘いしたのりみさんが『のりみ通信』でレポートしてくれています)
山と海が出あうところに幹線(国道2号線、JR山陽本線、山陽電鉄)が東西に伸びている。その迫る山の間に集まった街。
しかしこのようなレンガ積みの塀の跡が街のあちこちで見られる。特に古い街並みが残っているわけでもないが、明治時期の洋館が所々残っている。決して最近できた街ではない。
街なかの道はほとんどが坂道。狭い道も多く、中にはこのような階段になっている場所もある。歩くのも大変だけど車もあまり走られないところが多い。
街の中央を流れる塩屋谷川。この川を眺めていると普通と違う印象を受ける。そしてあることに気づく。
河口に近い細い川。人口の密集した場所でありながらゴミが全く落ちていないのだ。その視点であたりを見渡すと道にもゴミが落ちていない。駅にも近く、人の往来の多い場所であるにもかかわらず(当然であるかもしれないが)それが実現されていることに驚いてしまった。
イベントでは「狭い商店街では傘をさして歩くとすれ違うこともできない。ゆずりあう、そしてその時に声を掛合うことが自然とできる街」だというような話を聞いた。
不自由であるがゆえに、豊かな環境を生み出す力を備えているのかもしれないと思う。
今年の夏は暑かった。どこに行っても「暑いですねぇ」と言えば話がきりだせた。快適なところではその一言がはじまらないかもしれない。
不自由であることがいいわけではない。便利に生活ができないと街が廃れる危険性を持っている。しかし便利ということだけを追及していると、知らぬ間に失うものは大きいかもしれない。
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コメント
れいの木の電柱写真も掲載ですね☆彡塩屋は海と山に囲まれて、古い町並みが多く、本当にのどかなところでした。三宮元町界隈とはまた全然違う神戸を楽しませていただきました。この記事うちのブログにトラックバックもお願いしますネ。
そうそう、昨日の大バンメンバーが、旧グッゲンハイム邸の記事見てすごくうらやましがっていました(^-^)
投稿: のりみ | 2007.09.16 13:36
のりみさん>
トラックバックいたしました。
>全然違う神戸
旧明石郡ですからね。でも明石郡の東端にあたるので明石とも違った表情を持っています。
でも私も塩屋については全然知らなかったので、とりあえず気の付いたことをメモしておくエントリーでした。
投稿: ちはる | 2007.09.16 16:31
おお。私のホームグラウンドだ。
塩屋。いいっすよね。私好きです。
投稿: あさみ編集長 | 2007.09.17 15:35
あさみ編集長>
生きてましたか?
投稿: ちはる | 2007.09.17 20:02