『家づくり物語』
朝妻義征 著 『家づくり物語』
このブログにもよくコメントを書いていただいております、建築プロデューサー朝妻さんの著書です。ようやく読めました。(読み出すとすぐ読めたんですけどね)
なんで妖精がでてくるの?ということは置いといて
(このジンという妖精、私には「不思議の国のアリス」に出てくるウサギのイメージなんですけれど。何故?)、とても面白い本です。 決して朝妻さんのイメージではない。
家づくりをしようという人のための指南書としては、何も書いてません。
何も書いていないんですけれど、とても重要なことが書かれてあります。
主人公の桂子さんは少しずつわかっていくようになっていますが、これを読む人・・・・実体験のない、これから家づくりをする人にはどれだけわかるかなぁ?
家づくりの本は数多に出版されていますが、まず最初にこの本を読んで心積もりをしてから他の行動に移ることをオススメします。其のうちこの本のいう意味がわかってくるでしょう。
さて住宅の設計者の目線でこの本を読むと、「施主はこんなこと気にしているのか」と改めて思い知ります。
そして「建築家の仕事ってホントに知られてないんだなぁ」と・・・・まぁ日頃から実感することですが。
そんな建築家が自分の仕事を理解してもらうのに便利な本だと思います。
桂子さんみたいに「建築家・・・・ダメダメ!」って言い続ける人は私どものところに来ることは滅多にありませんが、建築家って何をするのかわからずに依頼に来られる方はよくあります。
やはり妖精ジンのような誘導をしていくわけですが、途中で折れてしまう方、多いですねぇ。
そんな方には先にこの本をお貸しするようにしていきたいと思いますが、よろしいでしょうか>朝妻さん
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コメント
どうも!朝妻です。
感想エントリー、待っておりました。
ありがとうございます。
>これから家づくりをする人にはどれだけわかるかなぁ?
そうなんです。
施主OBにはすんなりと入っていくことも、
“これから施主”には今ひとつ「?」な感じなのかもしれません。
でも、いろいろと調べていて「なんだか余計に分からなくなっちゃった」という人にはしっくり来ることもあるようです。
まあ、どちらにしても万人受けする本ではないらしいです。
(私はみんなに読んで頂きたいですけど・・・)
>そんな方には先にこの本をお貸しするようにしていきたいと思いますが、よろしいでしょうか
もちろんです!
既に東京以外で設計事務所をやっている方から
「施主候補にプレゼントするのでまとめて○○冊ください」
という方もいました。
どんな使い方でも何かのお役に足れば嬉しい限りです。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: 朝妻 | 2008.04.02 18:35
朝妻さん>
>施主候補にプレゼントするので・・・・
うん、わかります。その気持ち。
便利なんですもん。「悩む」ところまでもっていくのが。
そこに達してない状況ですすめると消化不良をおこしますし。
(仕事はその方が楽なんですけれど)
こちらこそよろしくお願いいたします。
投稿: ちはる | 2008.04.02 20:28
conejoが建築するの?
投稿: BlogPetのconejo | 2008.04.04 16:49