野添であい公園
兵庫県立考古博物館に用事があったのですが、めずらしく時間がとれたので立寄りました。
野添であい公園
以前の記事でコメントにて田原さんから紹介していただきましたが、確かに面白い架構です。
柱だけで水平力を持たせているのですか?小屋組みには雲筋ではなく格子パネル状のものが組込まれていますが。
壁がないから風の抵抗がなくなる?
平屋で屋根が軽いから?
いやいや、本来これで十分だということでしょうか。
確かにいろいろ応用できそうな構法です。
おまけ
播磨町郷土資料館の別府鉄道機関車
野添であい公園や考古博物館、播磨町郷土資料館のある「であいのみち」は別府鉄道軌道跡地です。
1984年に廃止ということですが、記憶にないんだなぁ。
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コメント
>壁がないから風の抵抗がなくなる?
>平屋で屋根が軽いから?
木造の架構による構造デザインで、いろいろな可能性が
あることを示せたらとの思いで取組んだ施設です。
斜めに傾いた柱は欠陥建築?いや、これで良いのだ!???
真実は何時もひとつ!
これは柱と壁と梁の複合性能を持つ架構なのです。
>確かにいろいろ応用できそうな構法です。
これで、木造住宅の2階や3階建てが可能です。
来年の計画で実施する予定です。(予算が合えば)
投稿: 田原 | 2008.05.28 21:12
田原さん>コメントありがとうございます。
木造の架構の可能性をかきたてられます。
大規模木造架構とは違い、見ためとてもシンプルなんですよね。
壁が構造体から分離していることが、機能的、意匠的に可能性が広がります。
>これで、木造住宅の2階や3階建てが可能です。
確認申請が簡単におりるのならやってみたいです。
ところで、基礎は地中梁で結ばれているのでしょうか?
最近、土台や基礎について悩んでおりますが
伝統工法は否定されてしまう思いです。
(まだ要点をまとめきれておりませんが)
投稿: ちはる | 2008.05.29 09:11
>ところで、基礎は地中梁で結ばれているのでしょうか?
基礎は地中梁で結ばれているのです。
独立基礎では不経済の為と、法規上のため・・・
>最近、土台や基礎について悩んでおりますが
伝統工法は否定されてしまう思いです。
まあ、現状は法規の規制設計をするしかないでしょうね。
建築確認を出さなければならない所での建築は・・・
現在、国土交通省で「伝統工法の委員会」が立ち上がっていますので
ここから、伝統工法の救済?認可?的設計法が2~3年の内に
出来ると思います。
なんにしろ、木構造は奥が深いですね。
それも また、タノシカラズヤ
投稿: 田原 | 2008.05.29 10:32
やはり地中梁が入っているのですね。
で、立ち上がりRCは「柱」でしょうか、「基礎」でしょうか。
「柱」なら混構造?
どちみち構造計算が必要か。
>現在、国土交通省で「伝統工法の委員会」が立ち上がっていますので
>ここから、伝統工法の救済?認可?的設計法が2~3年の内に
>出来ると思います。
強く期待します!
あと職人の意欲を高め続けられるかというところですよね。
「のこ、のみ、かんな・・・・大工道具の需要が減ってるから
さびれてどうしようもない」と三木市のまちなかでよく聞く言葉です。
投稿: ちはる | 2008.05.29 10:57
>で、立ち上がりRCは「柱」でしょうか、「基礎」でしょうか。
>「柱」なら混構造?どちみち構造計算が必要か。
とうぜん、柱、基礎の複合構造ですね。
このRCの柱等の下部構造も構造計算が不可欠です。
計算書だけでも、A4サイズで500枚以上・・・
構造図だけでも、A2サイズで50枚。
時給は・・・マクドのバイトの時給の1/2以下とは・・・トホホ
まあ、構造デザインの提案を採用してもらったので良しかな。
構造技術により、木組みのさらなる進化を目指して今後も取組んで行きます。
三木の近くでするときは連絡致しますよ。
投稿: 田原 | 2008.05.29 17:36
>計算書だけでも、A4サイズで500枚以上・・・
>構造図だけでも、A2サイズで50枚。
計算書は想像できますが、構造図が50枚っていうのは驚きです。
>構造技術により、木組みのさらなる進化を目指して今後も取組んで行きます。
>三木の近くでするときは連絡致しますよ。
楽しみです。よろしくお願いします。
ところでこのブログ、三木のネタが多いですが、
今のところ、私の拠点は明石であります。
似たようなもんですけれど。
投稿: ちはる | 2008.05.29 21:23