たくさんの三角スケール
先日の記事で
たくさんのスケールを持っているという話のつづき。
同じ種類の三角スケールも複数入っています。これがロールペンケースにまとめてしまいたい1つの理由です。
それとは別に、三角スケールによって縮尺が違うので種類が増えます。
一般的には、
1/100、1/200、1/300、1/400、1/500、1/600
という縮尺が目盛られていますが、
1/100、1/200、1/300、1/250、1/500、1/600
というスケールもたまには使います。(土地家屋調査士用とかいうやつです。)
地図など1/2500スケールになっていることがよくあるので、たまに使います。
さて、それ以外によく使うのが、縮小版用のスケールです。
最近、縮小版の図面を扱うことが増えてきています。
50%縮小なら従来の三角スケールで
1/100×50%→1/200
1/50 ×50%→1/100 など頭を切替えて読んでいます。
ところが、A2サイズをA3に縮小した場合など、70.7%縮小の場合はそのままでは計れないので、こんな縮小用三角スケールを使っています。
上側は大きな文具店でよくみかけます。縮尺は
A列→A列用 70.7% 1/100、1/200、1/50 と
A列→B列用 80.6% 1/100、1/200、1/50 の6種の表示となっています。
これはこれで便利なんですけれど、1/30 の図面を縮小されたものには使用できません。
で、下側ですが、この1/300 用はかなり探しました。ようやく見つけたのが
ジャパン津川 さんのサイトです。
こちらの「TH-155 HP記念FCスケール」は
A列→A列用 70.7% 1/100、1/50 と
A列→B列用 80.6% 1/100、1/50 のほかに
A列→A列用 70.7% 1/300、1/250 が加わっています。とても助かっています。
(もう「A列→B列用」なんていらないから、完全縮小版がほしいと要望したら、「準備中」との返事をいただきました。きっと買うです。)
ジャパン津川 さん、いろいろ見てましたら以前無いと思っていた「インチ目盛の三角スケール」も販売されておりました。
それも、とても魅力的なのですが、そのページにありました「尺目盛の三角スケール」(TRSのやつ) 購入しましたです。
↓(手前の方、これはペンケースに入らない30cmあります。奥は普通の三角スケール)
古民家もですけれど、昭和30年代頃の建物ってRC造でも尺寸体系でできてたりするんですわ。
役立っています。
こんな風にいろいろな種類の三角スケールを使うのでまとめているのですけれど、
これだけ種類が多いとこんな使い方もあります。
既存の図面を書くのに写真を画面に映して直接はかっています。
基準の寸法・・・・たとえば柱の長さを現場でをはかっていれば、そこの倍率をあわせて貫と貫の距離など画面にスケール当てて検討したり。
たくさんの倍率スケールを持っているので、画像表示の倍率を変更することなくスケールを当てることができます。
どうせおおまかな値しかわからないですが、その精度でもすぐにわかるので便利!
いかがでしたでしょうか。>朝妻さん、garaikaさん
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コメント
どうも!朝妻です。
ご回答ありがとうございます。
やっぱりそうですか!?
さすが、きちんと仕事しますね。
投稿: 朝妻 | 2009.01.30 19:49
朝妻さん>きちんと仕事してるつもりなのです。(^o^)
投稿: ちはる | 2009.01.31 05:01
ちはるさん、測る道具が大好きなんで、この凝り方たまりません。
フォルムは同じで目盛りが違うだけなのに希少、そしてその価値を知る人もまた希少、そのシチュエーションだけでグっと来ます(笑)。
普通の人には違いが分からない職人さんの道具と同じにおいが感じられます。
投稿: garaika | 2009.01.31 10:47
garaikaさん>
なる程。職人さんの道具はグっときますね。
包丁のセットとか、様々な種類のノミとか。
そこまで一緒にしていけるかどうかわかりませんが、
私の職の道具たちです。
「スケール」というカテゴリをつくったぐらい
私も測る道具、大好きです。
そして文房具も小学生の頃から大好きです。
投稿: ちはる | 2009.01.31 20:31
三角スケールのブログを読ませて頂きました。当方、土地家屋調査士業を営む岸本と申します。従来の三角スケールを筒状4角に変えた「パスケ」を製造販売することにしました。目盛りは ×8目盛りと FC×10目盛 FCコンビ を用意しました。かさ張らず読み取りやすいと好評です。一度お試しのほどを、 宜しければ見本を、お送りします。
投稿: ポスト岸本 | 2009.08.08 11:21
ポスト岸本さん>いらっしゃいませ
「パスケ」気になります。
なぜ三角スケールは三角なんだ?というところから
考えさせられますね。
投稿: ちはる | 2009.08.10 14:38
(有)ジャパン津川の津川俊子でございます。
ふとしたことから、記事を読ませていただきました。
弊社の三角スケールをお買い上げいただき、ご利用いただいておりますことに、とてもうれしく 感謝いたしております。
CADをご利用の皆様に 必要な三角スケールを考え続けております。
TH-155 ;TH-156 ;TH-157 は、
このような中から、生まれました。
これからも、いろいろ 教えてください。
ありがとうございました。
投稿: 津川 俊子 | 2011.11.09 14:45
津川俊子さま>いらっしゃいませ。
ジャパン津川さんの三角スケールには
いつもお世話になっております。
ユーザーの視点から製品がつくられているので
とても便利です。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: ちはる | 2011.11.10 10:12
今日も来てしまいました。
津川俊子さま>いらっしゃいませ と言っていただきました
事がうれしくて (^^)/
≪ジャパン津川さんの三角スケールには
いつもお世話になっております。
ユーザーの視点から製品がつくられているので
とても便利です。≫
↑↑↑↑↑
ありがとうございます。
これからも、一人でも多くの方の
お仕事のそばに、おいていただける そんな
三角スケールを 作り続けてまいります。
また 時々お邪魔させていただきます。
ありがとうございました。
投稿: 津川 俊子 | 2011.11.10 16:33
津川俊子さま>
この「スケール」カテゴリにはいろいろ測る道具を書込んでいます。
最近は建築ネタも少ないですが、時々更新していますのでよろしくお願いいたします。
投稿: ちはる | 2011.11.11 13:49