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2009.03.26

国包駅

旧三木鉄道 国包駅
「カプセル駅」とも呼ばれる駅舎のはしり。
昭和51年(1976年)建替えられた。当時は国鉄三木線の駅舎。

"はしり"とはいうが、その後どれだけ同様の駅舎ができたのか調べているところ。


kunikane01.jpg

kunikane02.jpg

いろいろ調べて行きついたのが以下の記述。インターネットって便利だ。

駅員無配置駅、つまり無人駅は、全国で約2000ヶ所もある。
 過疎地のうらぶれた薄汚い駅舎、破損されたままのガラス、洛外だらけの壁、錆だらけの雨樋…など、ダーティなイメージが先走る。
 こうした無人駅のイメージを一掃したのが三木線の国包駅(昭和51年)であった。
 将来、プレファブ化を念頭においてRC造で建てられ、建物のコーナー、開口部にアールをつけて柔らかさを表現し、壁は白の吹き付けタイルで清潔感を出し、無人駅のイメージを一掃しただけではなく、無人駅のあり方一つの方向性を示すこととなった。
 この国包駅が先鞭となって、西中通駅(越後線)、平木田駅(羽越線)、三里木駅(豊肥線)、郷戸駅(只見線)…など、モダンな無人駅舎がつぎつぎと建てられていったのである。
交建設計・駅研グループ著 『 駅のはなし―明治から平成まで (交通ブックス) 』 第七章 駅ビルの時代 より

こうして見るとダーティなイメージが一掃されたとは言い難いが、廃駅となってから1年が経とうとしているので仕方がないのか。

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コメント

はじめまして。

国包駅、なつかしいです。
国鉄時代はお隣の厄神駅からも切符の出張販売にきていたようです。
確か、私の記憶が正しければ、JR加古川線の船町口駅(営業中)も同様のタイプの無人駅です。

投稿: すみもと | 2009.03.31 10:05

すみもとさん>いらっしゃいませ
こちらにもお越しいただきありがとうございます。

船町口駅・・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%B9%E7%94%BA%E5%8F%A3%E9%A7%85

おぉ!確かに同じタイプですね。情報ありがとうございます。
こちらも国包駅と同じ頃にできたのでしょうか。一度見に行きたいと思います。

三木鉄道風景についてCATV番組用の企画書を作成するため、いろいろ調べているところなのであります。

投稿: ちはる | 2009.03.31 14:07

こんにちは。

国包駅と船町口駅の駅舎は、同時期に設置されたと言う話は耳にした事がありますよ。

ところで、三木鉄道風景がCATVの番組になるんですか!?
三木駅の他、別所・石野の両駅舎は国鉄時代のまま(石野駅は行き違い用ホームも)残っています。私は鉄道史の研究もしていたものの、元職場の三木鉄道関係についてはOBの皆さんから聞いたお話しか分かりませんので、映像として残れば嬉しいです。

投稿: すみもと | 2009.03.31 16:37

すみもとさん>
>国包駅と船町口駅の駅舎は、同時期に設置されたと言う話は耳にした事がありますよ。

兄弟駅みたいなのですね。
でも国包駅はいろいろ情報がでてくるのに船町口駅はでてこないですねぇ。

三木鉄道の駅舎はまだ残っているのですが、線路は加古川市内部分の撤去がはじまっています。

投稿: ちはる | 2009.04.01 04:04

ちはるさま

加古川線でも西脇市-谷川間は地味なところですし、三木鉄道は廃止問題で話題になりましたからね。ほぼ同じ駅舎の船町口駅は目立ちませんねえ。

このレールの上を運転してたんだと思うと、複雑な心境です。

投稿: すみもと | 2009.04.01 17:31

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