戦前のRC様式
今週は2回ほど大阪へ。
初めて見た生駒時計店:昭和5年(1930年)
久しぶりに見た芝川ビル:昭和2年(1927年)
今、昭和初期のRC建築を調べているのだが、この時代の建物はとても興味深い。
日本最古のRC造建築物は 三井物産横浜支店(明治44年)ということらしいのだが、大正時代も中頃まで大規模施設は石造や煉瓦造が主流のようだ。
大正中頃~昭和10年頃にかけての約20年間にRC造が華開く。外壁に装飾をまとうことが必須であるかのように、華やかなビルディングが揃っていくのだ。
それとも、たまたまそのようなビルが現存するだけなのだろうか。
しかし、戦後そのようなビルはなかなか生まれてこない。一時代だけに現れた一つの様式と言えるだろう。
(「モダニズム」ではないよな。「歴史主義建築」(Wikipedia)でいいのか?)
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コメント
conejo♪が建築するの?
投稿: BlogPetのconejo | 2010.07.12 16:07