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2012.10.28

『宮本武蔵は名君小笠原忠真の「隠密」だった』

濱田昭生 著 『宮本武蔵は名君小笠原忠真の「隠密」だった』

剣豪 宮本武蔵は明石城下町の町割りに携わったとされている。しかし剣豪がなぜ土木事業に携わったのかという説明は聞いたことがない。現在明石でも宮本武蔵がつくったという庭が残っていたりするが、剣豪がつくったということで有難いのかと気になっていた。
書家、画家、文豪としても評されている宮本武蔵は一体何者なのかという疑問に新説を投げる1冊。

中身は宮本武蔵が巌流島の戦い以後剣豪としてではなく如何に活躍したかという内容。それよりも初代明石城主 小笠原忠真(織田信長と徳川家康のひ孫)の活躍についての方が詳しいかもしれない。
まとめると
→宮本武蔵、大坂夏の陣に水野勝成の軍にて東軍に参戦。水野軍に本田忠政軍もいた。
→水野勝成、城を焼き払われた大和郡山を与えられる。城野再建、城下整備を宮本武蔵も手伝う。
→大阪夏の陣以降西の最前線姫路城城主池田輝政、二代目利隆が相次いで死去、姫路に本田忠政が入る。本田忠政に宮本武蔵が接近。
→本田忠政が姫路に入る際、既に姫路城が完成していたので石高を下げるため姫路藩を分割。明石藩に小笠原忠真が入る。西国強化するため明石城築城命令が幕府より下る。
→小笠原忠真の正室は本田忠政の娘(亀姫)であるところから本田忠政と近く、その縁で宮本武蔵が明石城下町の町割りを手伝った。
→本田忠政が亡くなったため、武蔵小笠原忠真に身を寄せる。
→外様大名の席巻する九州で熊本加藤忠広改易、島原の乱など騒動が続く。九州鎮護のため小倉の細川忠利(正室千代姫は小笠原忠真の妹)が熊本に、小笠原忠真が小倉に移った。そこに宮本武蔵もついて行った。

その後、九州では大きな争乱がなかったのだが、それは小笠原忠真が未然に防いだからだと本書はいう。そこに宮本武蔵が熊本細川藩に仕えたことが関係するということが述べられている。
宮本武蔵の生涯よりも、江戸時代初期の大名の動き、小笠原忠真の静かな活躍についてわかりやすく説明されている1冊であった。

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10月のつぶやき第4週

今週のつぶやき 10月21日~10月27日

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2012.10.21

10月のつぶやき第3週

今週のつぶやき 10月14日~10月20日

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2012.10.14

10月のつぶやき第2週

今週のつぶやき 10月7日~10月13日

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2012.10.08

『はじめての編集』

菅付雅信 著 『はじめての編集』

「編集」といっても主に出版物、そしてwebに関するデザインについてのガイダンス。実際にあった12回の講義の記録から編集されているので、講義に参加しているように読んでいけるが、大きな講堂ので聴講するかのように参考写真は小さくて見えにくい。(先人に囚われるなということか)
参考になりそうなところをメモ

まえがきより

僕は「編集」を次のように定義しています。
「企画を立て、人を集め、モノをつくる」こと
音楽の基本要素は「メロディ、リズム、ハーモニー」の3つだと学校の授業で習ったと思います。それに倣っていえば、編集の基本となる3大要素は「言葉、イメージ、デザイン」だと僕は考えます。


以下「企画」「言葉」「イメージ」「デザイン」について掘りさげた講義が続いていく。

「企画」では目的をもとに「新しい」「提案」「独占」「挑発」「再提案」などの手法を用いることが有効である。また異なるモノを掛合わせ、キャスティングしていくという内容である。
様々な要素が出てきているように感じるが、のちの「デザイン」の章では「きまりをつくる」というところに収束する。

印刷が発明される以前から編集は行われてきたという話にはじまり、現在Twitter、blog、Facebookなど個人で発信する時代、クリエイティブな人はどう評価されるのか。

現在はアーティストの作品が、その人自身のアウトプットの小さなひとつにすぎないのではないかと思うのです。つまり、「クリエイター>作品」になってきています。以前は「クリエイター<作品」、つまり情報の流通量が少ない時代においては、作品というのはクリエイターよりも遙に大きい存在でした。しかし今は違います。人生の方が作品よりもはるかに情報化されて、伝わっているわけです。ということは高く評価されるクリエイターになるには、評価される人生を送るしかありません。
自分自身を「作品化」するということまで言及している。
最終章では『ところで「美しい」とは何?』と題し、数学、音楽、建築を例に「きまりがあること」、新しいアートは「きまりをつくること」と記されている。

評価されるということは自分のスタイルをつくるということ。じぶんのきまりをつくりそれを守るということにつながりそうである。

【追記】
「きまり」というのは「作法」でもある。作法(きまり)が建物のデザインに及ぶ代表的なものが茶室と言える気がする。

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2012.10.07

10月のつぶやき第1週

今週のつぶやき 9月30日~10月6日

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2012.10.02

LED電球に取替えてみた

LED電球購入レポ
シャープ LED電球 一般電球タイプ 7.5W(全光束:530lm/電球色相当)SHARP DL-LA52L
白熱電球40W形相当、電球色のLED球。1,920円で購入した。廊下ダウンライト用の白熱球が切れて白熱球を買うかLED球を買うか迷ったが、付けっぱなしになっていることが多いのでLED球を購入した。以前蛍光灯球を買ったことがあるが、廉価タイプは点灯が遅いのではじめから選択肢に入っていない。LED球も30W相当以下なら1,000円未満で品揃えが多いのだが、それ以上になるとまだ割高感がある。本当は60W相当を購入しようと思っていたのだが、まだまだ高いので見送った。40W相当でも電器メーカー品で最も安かった製品を購入した。

実際取付けてみると それ程暗い感じはしない。この製品は周囲にも光が広がるようになっているようだ。しかし全体に均一ではなく指向性があるようだ。光の色も電球色となっているが、CGで描いたような光に見える。

これからLEDはもっと普及し安くなるだろうから、適当な時期に買替え予定。LEDの寿命は長いだろうから、その時はトイレの電球にでも転用するつもり。

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2012.10.01

アクセス検索ワード 2012.09

10月。急に涼しくなりました。今年度はあと半分!

【アクセス検索ワード(検索ワード/フレーズ)】9月のランキング11位~20位(ココログ調べ)
11位「大歳神社 兵庫県」
12位「建築士法第20条第3項 工事監理報告書 記入例」
12位「工事監理報告書とは」
14位「建築面積 四捨五入」
15位「建築工事監理報告」 
15位「工事監理報告書 書式」 
15位「工事報告書 テンプレート」
15位「建築士 工事監理報告書」
19位「キッチン 自作」
19位「筆箱」
19位「階段 寸法」

このクラスも監理報告書ばかりになってきたようです。

【番外】
神戸古い駅舎
 :神戸電鉄は古い駅舎残ってるかな。

徳川綱吉三木市
 : 何か関係があるんですか?

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